初心者による、挫折しないPythonのはじめ方(おすすめの本)


自分が実際に読んで勉強した本について、初心者にとって良かった点、注意点などを書きました。  

対象としては、コマンドプロンプト(ターミナル)画面がでるとちょっとたじろくレベルの方を想定しています。

他にもよい入門書はたくさんあると思いますが、あくまで私が読んだものについてだけですのでご了承ください。


またさまざまなオンライン学習サイトやYoutubeなど有料無料さまざまなWeb学習もあります。本で勉強するかWebで勉強するかは各人のやりやすいほうでよいと思いますが、どちらか一方というのではなく補う形で使うのがベストでしょう。


なんとか挫折せずに初歩のところをマスターしたい人の参考になれば幸いです。

(ちなみに画像がつけたかったので楽天のリンクを貼っていますがアフィリエイトはしていません(できていません(泣))) 

① 独学プログラマー


  • 言わずと知れた超有名本。初心者だけでなく中級者にもおすすめの本としてよくあがっています。また装丁もカッコイイ!私がPythonをはじめようと思ったのはこの本と出会ってからです。
  • 第1部(第1章から11章)でpythonの基本的な内容についてコンパクトに書かれています。これだけで簡単なコードが書けるようになるとおもいます。
  • うれしいのは各章の終わりに練習問題と用語集があることです。プログラムは読んだり書き写すだけでなく自分で実際にコードを組んでみるのが大事なので練習問題があるのはgoodです。
  • 半面、第2部以降はまったくの初心者には少し難しい印象があります。ここではオブジェクト指向プログラミング、クラス、Bash(コマンドライン)、正規表現、GitHubでのバージョン管理といったことが簡潔に書かれています。それぞれが本1冊で書かれていたりする内容ですのでこの本だけでマスターするのは難しいと思いますが、知るべきことを大まかに把握するにはよいと思います。どれもあとあと重要となってくる事柄であり、こうしたことが書かれているのが中級者にも勧められている理由でしょう。

② Python1年生

  • 挫折しないという意味でイチオシの本です。
  • ヤギ博士とフタバちゃんの対話とイラスト多めでとってもとっつきやすいです。
  • Pythonの基本的なプログラムの書き方について本当に丁寧に書かれています。また独学プログラマーでさらっと書かれていることも図やイラストを使ってわかりやすく説明されています。
  • 前半(第1章から第3章まで)で、文字列、変数、リスト、if文、for文、関数の作成、モジュールの作成までわかりやすい説明があります。
  • 後半(第4章以降)はいろいろなパッケージを使いながら簡単な人工知能アプリ(手書き文字の認識)を作っていきます。
  • 第3章までは一つ一つの内容について順を追って説明されているのに比べて、後半では新しいパッケージの関数がずらずら出てきて、はじめは面くらいました。しかし簡単なAIにしろWebアプリケーションを作るにしろ、何かしたいものがあればひとまず書き写し(写経?)でプログラムを作ってみてそこから逆算して関数やコードを勉強する、というのもモチベーションを保つために大事なんだと後から考え、それをこの本から学ばせてもらったように思います。
  • 注意点。かなり内容がしぼってあるのでタプル、辞書といった内容は含まれていません。この本をやり通せば初心者としてひとまず基礎ができると思いますのでもう少し進んだ本に行けると思います。

 

  ③ いちばんやさしいPythonの教本


  • Pythonの基本を学びつつ、会話botを作っていき、最終的にはこれを使って簡単なWebアプリケーションを作成することになります。
  • Pythonの基本的な事項の説明は非常に丁寧、加えて辞書、タプルといった項目も十分なページを割いて説明されています。
  • 作業する内容(プロジェクト)ごとの仮想環境の構築方法も解説されています。
  • またエディタを使ってコードを書いていく→Pythonで実行という本格的なスタイルも学べます。
  • 注意点。導入がいきなりエディタ(Atom)のインストールから始まっており少し難しいかなという印象。全くの初心者ではちょっと戸惑うかも。
  • 個人的にはIDLE、あるいは使えるならJupiter notebookでこの本で勉強して、慣れたところでAtomなりVS codeなりのエディタを使うのでよいのでは、と思います。

 

④ みんなのPython

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みんなのPython 第4版 [ 柴田 淳 ]
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  • 超有名本でPythonのバイブルに挙げられることも多いです。
  • 上に挙げた3冊が200300ページくらいなのにくらべてこの本は500ページもあり、これ1冊でPythonの基礎から中級くらいの内容がすべて詰まっています 
  • for文、if文、各種コンテナ(リスト、タプル、辞書、セット)はもちろん、クラス、オブジェクト指向プログラミング、リスト内包表記、ラムダ式、ジェネレータ、デコレータなど初級をこえた内容もかなり詳しく載っています(正直私はまだ十分理解できていないところも多いです)。
  • 後半には比較的よく使う標準ライブラリ、Jumpyの解説もあり、最後には簡単に機械学習の実行もできるようになっていてまさに至れり尽くせり。
    注意点。まったくプログラミングをしたことがない人にはちょっととっつきにくいかも。少し試し読みをしてみて自分にはちょっと難しいなと思ったら上に挙げたどれかで入門してからこの本で勉強するのがおすすめです。



以上から、お勧めの流れですが、

まったくの初心者で絶対挫折したくない人
Python
1年生いちばんやさしいPythonの教本独学プログラマー and/or みんなのPython

Python
の導入はできるよという人
いちばんやさしいPythonの教本 独学プログラマー and/or みんなのPython

ちょっと硬めの内容でも平気な人
独学プログラマー みんなのPython またはみんなのPython1冊

独学プログラマーに載っていてみんなのPythonにないのはGitHub。内容のことだけからいえば何か別の本などでGitHubを勉強すればみんなのPythonだけあればいいのかもしれません。しかし独学プログラマーは第1章など、必ず独学で勉強できるよ!と熱く書かれていて折にふれて励まされる本であり、買っただけの価値は絶対あると思います。



ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
学習の成功を心からお祈りしています。




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